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なぜビートルズは世界中で愛され続けるのか?
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なぜビートルズは世界中で愛され続けるのか?

ビートルズが活動していた期間は、1962~70年のわずか8年にも満たず、しかも50年も前です。

公式にリリースされた楽曲はカヴァー曲も含め213曲しかありません。

それなのになぜいまだに世界中で彼らの楽曲が演奏され、愛され続けるのか?

ここでは、その秘密を探っていきたいと思います。

楽曲自体の素晴らしさ

これについては、まず皆さんご自身の耳で実際に聴いて確かめてもらうのが一番です。

少し前なら動画サイトで彼らの楽曲が数多く投稿されていたので、いくらでも無料で聴くことができたのですが、最近は規制が厳しくなってそれも難しくなりました。

そこで、CDかDVDを買ってもらうか、ネットで販売されている音源をダウンロードしてもらうのが一番良いんですが、いきなり買うのもなあと躊躇(ちゅうちょ)される方もいるかもしれませんので、そんな方にはレンタルショップで借りることをお薦めします。

また、中古でも良ければネットオークションでも手に入れることができます。

中古でも音は劣化しませんからね。

それから、定額制の音楽配信サービスに加入するという手もあります。

日本でも利用できるのは、Apple MusicGoogle Play MusicAmazon Primeなどのサービスです。

ビートルズの著作権を管理している会社が、これまではなかなか音楽配信を認めてこなかったんですが、ようやく世界の流れを認めたんですね。

でも、それじゃあどの楽曲またはアルバムを最初に聴けば良いのかって迷いますよね?

入門編としておすすめなのが2015年にリリースされた「ザ・ビートルズ 1」または「ザ・ビートルズ 1+」です。

これは、ビートルズの楽曲の中でも珠玉の名曲を27曲集めたベストアルバムです。

まず、これを聴いてそして観てみてください。

古い映像が最新の技術を使って、まるで昨日撮影したのかと錯覚するほど美しいものに変わっています。

リマスターされたとはいえ50年前の楽曲にも拘らず、リリースされるや否や全世界のCDチャートでトップにランクされました。

これが宣伝用のPVです。

それともう一つおすすめしたいのが、1970年にリリースされた「ザ・ビートルズ 1962~1966」(いわゆる赤盤)と「ザ・ビートルズ 1967~1970」(いわゆる青盤)の2つです。

これも手っ取り早く彼らの全体像を掴むのに向いています。

これでファンになったという方も大勢います。

ちなみに私もその一人です。

例えば、この中の「ア・ハード・デイズ・ナイト(A HARD DAY’S NIGHT)」という、彼らが初めて主演した映画のテーマ曲がありますが、50年以上経った今聴いても全く古さを感じさせません。

いきなり、「ジャーン」という印象的なオープニングからスタートし、息もつかせず畳みかけるようなジョン・レノンとポール・マッカートニーのヴォーカルで、あっという間にビートルズ・ワールドに引き込まれてしまいます。

まるで車が一台も走っていない高速道路をかっ飛ばすかようなドライヴ感。

曲も演奏も素晴らしいの一語に尽きます。

この曲は映画のタイトルが先に決まり、それに合わせるために作られたんです。

しかも、これ程の名曲でありながら、これを主に作ったジョンは、「自分が作る」とみんなに宣言して、たった1日で書いたのですから信じられません。

ただ、Bメロの所だけは未完成でした。

そこをポールが譜面を一目見るなりササっと補足し、見事に名曲が完成しました。

いやはや天才のやることは凡人にはうかがい知ることはできませんね。

長年の夢が叶いました

いきなり質問するのもなんなのですが、どこかでこんな写真をご覧になったことはありませんか?

「ああ、これならどこかで見たことあるよ。」というお返事が返ってくる…とまあ、私としては内心ひそかに期待しているわけですが、別にご存じなくても一向にお気になさらないでください。

これは、1969年にリリースされた「アビイ・ロード」というビートルズの中でも最高傑作と称されるアルバムのジャケット写真なんです(この当時はLPレコードでしたから、今のCDよりもずっと大きいです)。

アメリカのビルボードという音楽雑誌のチャート1位を11週連続で独占し、世界中で3千万枚(!)近くを売り上げるという記録的な大ヒットを収めました。

ジャケット写真では、ジョン・レノン、リンゴ・スター、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスンの順で歩いています。

もうこの4人のうちジョンとジョージは、天国に行ってしまいました……(泣)。

アルバムのリリース以来、この横断歩道は「世界で最も有名な横断歩道」となり、50年近くたった今でも観光客がひきもきらず訪れては写真を撮影しています。

あ、そういえば、皆さん、2015年に公開された「ミニオンズ」というアニメ映画の中にアビイ・ロードが登場したシーンがあるんです。

主人公がマンホールから顔を出したところをビートルズと思しき4人が順番に踏んづけて行くというユーモラスなシーンです。

バックに流れているのは、1962年10月5日にリリースされた記念すべき彼らのデビューシングル「ラヴ・ミー・ドゥ」です。

残念ながらこの曲はUKチャートの17位にとどまりました。

しかし、50年以上も前の曲なのにいまだにこうやって使われているのです。

その頃の曲の殆どが、人々に語り継がれることもなく静かに消えて行ったにも拘らず、トップテンにすら入れなかった曲がいまだに世界中で演奏され、あるいは聴かれているのです。

そして、私も世界中にいるビートルズファンの一人で、2015年にはついに彼らが誕生したリヴァプールと活躍したロンドンを一人で訪ねて来ました。

「一生に一度、アビイ・ロードでジャケット写真と同じ状況で写真を撮影したい」という長年の夢がかなってこの写真を撮影することができました。

アビイ・ロードでジャケット写真と同じ状況で写真を撮影

ね?ほぼジャケット写真と同じイメージで撮影できてるでしょ?

あの4人の中の誰になろうとしたか、もうお分かりですよね?

そう、ポール・マッカートニーです!

服装からタバコ、立ち位置もほぼ同じです。

この写真、撮影するのに大変な苦労をしました。そのことについては私のブログに詳しく書いていますので、そちらをご覧ください。

引き続き、ビートルズの秘密を探っていきたいと思います。

ライタープロフィール

和田晋司

ビートルズの熱狂的ファン

和田晋司

大阪府出身 ビートルズのファン歴ウン十年。

色んなものに手を出しましたが、唯一続いている趣味がこれです。

ビートルズの語り部として彼らの偉大さを後世に伝えていきたいと思っています。

ビートルズを誰にでも分かりやすく解説するブログ

ウェブサイト:http://abbeyroad0310.hatenadiary.jp

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